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深夜のお茶(『It Don't Bother Me 』Bert Jansch)

深夜にお茶を飲むようになったのは、病気をしてから。大きな手術をして、医者からは酒を飲んでも良いと言われたが、何だか飲むのがいやになってしまった。病気をするまでは、深夜に酒を飲んで現実逃避しないと眠れなかった。今は、体調という現実と向き合わなければならないが、不思議と寝ることに、そんなに苦労していない。寝る前のお茶の供には、音楽を必要とする。視覚情報は、ぼくの精神には負担が大きい。心への働きかけが少ない音楽が適切だ。ぼそぼそとした唄と、ごつごつとした鉄弦のギター。裏ジャケットのライナー・ノーツを呼んでいたら、バートは父がずっと戦争に行っていたと思っていたが、後に兄から、父が女と蒸発したと聞かされたエピソードが曲目紹介に添えられていた。蒸発後、父の姿は一切見ていないらしい。